おすすめマンガの紹介です。
今回は「ナニワ金融道」です。
大阪の街金を舞台としたマンガです。
街金とは、大手の消費者金融会社や銀行を含まない、地元の人を主に顧客とした中小の賃金業者です。
普通のサラリーマンだった主人公が、会社の倒産により街金で働く事になります。
そこでこれまでは知らなかった街金の世界を知ることになります。
街金には色々な人がお金を借りにきます。
踏みたそうとする人、担保をだましてお金を借りようとする人、倒産寸前の会社社長などなど・・・。
印鑑や土地にまつわる詐欺手口、会社倒産や遺産相続にまつわる法律などが出てくる為、勉強になる事も多いです。
また、普通のサラリーマンだった主人公が合法と非合法の間で行われる様々なやりとりを驚きながらも仕事をこなしていくスタイルで物語が進んでいくので、共感を持って読めます。
物語終盤では主人公が大きな仕事を任せられるようになります。
そこでミスをしてしまうのですが、油アセを垂らしながらすぐに上司し、歯を食いしばってプレッシャーと戦いながら仕事を進める姿は心に響くものがあります。
このマンガを読むと、詐欺や法律の知識を得られるのと同時に、人が生きていくこと、仕事をしてお金をもらう事の厳しさ、大変さを痛感できます。

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