サッカーの戦術度が高いマンガをランキングしてみました。
個人戦術、チーム戦術、一歩踏み込んだサッカーの内容がわかるサッカーマンガです。
サッカーの戦術度が高いお勧めマンガランキング
| ランキング | タイトル | 内容 |
| 1位 |
| ピッチ上22人の動きを把握できる主人公がユースチームにスカウトされ、コーチングといった基礎からポジショナルプレー、5レーン理論といった世界トップの戦術を覚えていく物語です。 |
| 2位 | さよなら私のクラマー | 弱小高校に偶然集まった強い個性を持った選手が全国制覇を目指す女子高校サッカー部の物語です。ボール保持を目指していたチームが高校トップチームに敗れたのを機に、ゲーゲンプレスという世界最先端の戦術を主としたチームに生まれ変わります。 |
| 3位 | GIANT KILLING | 監督が主人公の異質サッカーマンガ。監督目線でのチームの作り方、戦術の選手への浸透方法、選手起用方法が楽しめるマンガです。 |
戦術度が高いお勧めサッカーマンガ詳細
1位 アオアシ
最近のサッカー戦術を深く踏み込んで描かれたサッカーマンガです。
ピッチ上22人を把握しながらプレーできるといった特殊能力を持っているが、戦術理解度は低い主人公。そんな主人公がスペイン帰りの監督がいるユースチームに入り、色々な戦術を覚えていきます。
「ディフェンスは相手とゴールを結んだ線上に立つ」のがディフェンスの基本的戦術ですが、そこから進化した複数人でブロックを作って守るといった戦術、さらに進化した相手を特定方向へ誘導して嵌めて取るといったJリーグ等のプロチームでは定着したディフェンス方法、戦術が登場します。

攻撃面では、ダイナゴラルランで相手を混乱させる個人戦術から5レーン理論といった近代チーム戦術も登場します。


スペイン帰りの監督ですのでグラウディオラ監督(非常に戦術が優れた監督)の戦術が多く取り入れられています。
自分はサッカー経験者ですが、Jリーグや世界トップチームの試合で戦術と言われても正直やりたい事の半分位しか理解できていませんでした。
現在のサッカーはチームとしてやりたい事がチーム毎に物動く違うので練習から見ていないとやりたい事がわからないのが正直なところです。
特にお互いに長所を出させない様な試合展開になったら、本来の姿とは全く違ったチームになるので何が何だかさっぱりです。
ちなみに去年JFLの試合を見ましたが、基本に忠実?基本的な戦術?を用いたサッカーだった為、やりたい事がすごくわかりやすかったです。
オフェンスはサイドの裏を狙う、ディフェンスは縦を切ってサイドに追い込めたら2人で囲んで取りに行く、マークいている選手が裏に走ってきたらついて行く・・・みたいな感じで自分の知っているサッカーでいた。
その後にJリーグの試合を見るとやはり違う・・・。サイドではなく中にドリブルさせたり、マークいている相手が裏に走って行ってもついて行かなかったり・・・。
このマンガを読むとJ1のチームがやろうとしている戦術がわかりやすくなります。
2位 さよなら私のクラマー

サッカー好きにとってはタイトルだけでもう見るしかないと思ってしまう作品ですね。
アオアシがグラウディオラならこちらはクロップです。
と言ってもゲーゲンプレスが出てくるのは途中からですが。
ちなみにグラウディオラはバルセロナ、バイエルンを世界1に導いた名将であり、ポジショナルプレーと言う新しいサッカー戦術・概念を確立させた監督です。
そしてクロップはゲーゲンプレスという戦術を用いてリバプールを世界1へ導いた監督です。
「アオアシ」と「さよなら私のクラマー」を読んでおけば最先端のサッカー戦術が把握できます。
「さよなら私のクラマー」の面白い所は試合前に出した監督の指示と試合中の選手の心情、考えの結果、チームとしてどう動いたかがリンクしている所です。
どのマンガでも選手の心情は描かれているんですが、このマンガは心情と戦術のリンクが凄い自然な感じです。
また、個人の能力がチーム戦術に与える影響の描かれ方も面白いです。
他のマンガではドリブル、キックの精度、1対1の強さなどが取り上げあれますが、それがチーム戦術には結びついてきません。
このマンガではカバーできるエリアが広い選手がいるからこそ成り立つ戦術があるというシーンが出てきたりして、個人の能力があるからこそ成り立つチーム戦術がと言う事が描かれてます。
選手の能力とチーム戦術の関係が自然な感じで描かれている面白いサッカーマンガです。
3位 GIANT KILLING
監督が主役の移植のマンガです。さらにサポーターの存在が濃く書かれています。監督が主役のマンガもめずらしいですが、ここまでサポーターにフォーカスが当たったマンガもめずらしいです。
イングランドに出て行った地元クラブの元スター選手が監督として帰ってきて、チームを強くするサッカーマンガです。(サッカーではイギリスと言う括りはなく、イングランド、北アイルランド、スコットランド、ウェールズで明確に分かれています)
監督が主人公である事から試合中のピッチ上以外にもスポットライトを当てているマンガです。
試合がおわってから次の試合までにやる事も多数書かれています。
チームの基本戦術の再確認/ブラッシュアップ、相手チームの研究、長所を消す練習、選手のメンタルフォロー、フィジカルトレーニング、ケガなどがあった場合は補強など様々。
次の試合までの1週間の練習メニューの組み立て方などはなかなか知れない内容なので非常に面白いです。
こんな事も考えながら1週間を過ごすのかと驚きました(ある程度は実際と乖離があると思いますが、プロチームの取材を重ねて書かれている内容なので的外れな内容ではないと思います)。
試合は1週間の練習の出来を踏まえての物だと言う事がよくわかります。
準備期間は限られているので毎試合、万全の準備が出来ているわけではありません。準備が出来ている部分、出来ていない部分、そこに相手の出方、コンディションも考えて試合に臨みます。
サッカーの試合を毎週見ているという方は是非このマンガを読んでください。試合の見方が変わると思います。
また、サポーターの存在も色濃く書かれています。このマンガでは監督を指示するサポーター集団と指示しないサポーター集団で分裂しています(笑)。
現在のJ1チームにもサポーターが分断している所があるのかは不明ですが、Jリーグ発足当初は1つのチームに複数のサポーター集団があり、中には同じチームを応援しているが仲の悪いサポーター集団もあったと聞いています。
このマンガを見るときっとJリーグ発足当初はこんな感じだったんだろうと思えます。
監督目線での戦術、1週間の練習を踏まえて戦い方と他のマンガとは違った角度からの戦術が楽しめるサッカーマンガです。
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