マンガ紹介
お勧めマンガの紹介です。
今回は『「子供を殺してください」という親たち』です。
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まずはじめに、このマンガ、ノンフィクションマンガです。
しらずに読むとノンフィクションとは思えませんが、ノンフィクションです。
タイトルの通り、世の中には「子供を殺してください」と言ってくる親が想像以上にいる様です。
子供が精神疾患を抱え、家庭崩壊に陥った親が支援事業を行っている作者の元に相談に来ます。
元々は支援が目的だったはずだが、多くの親は子供と離れたがり、中には殺してくださいとまで言ってくる親がいる・・・。
そして相談にくる多くの親はごく普通の親です。ごく普通の親が一生懸命育てても家庭崩壊は起こっています。
自分は、うちの子は大丈夫と思っている方、本当に大丈夫ですか?
親の言う事を聞く良い子だから大丈夫と思ってませんか?
親の言うとおりに行動していたが、実はそれがストレスになっており、ある時に許容範囲を超えて急に暴れだすなんて事も・・・。
このマンガは作者本人の体験談を元に掛かれた文庫本『「子供を殺してください」という親たち』をマンガ化した作品です。
作者紹介
作者は押川剛さん。
精神疾患のある患者に対して説得による精神障害者移送サービスを実施されている方です。
精神疾患のある子を手に負えなくなった親が、子供の施設への移送を押川さんに依頼してくる様です。
押川さんはその分野の第一人者の様です。
病識のない精神疾患(あるいはその疑いのある)患者の危機的状況時に、「説得」という手段を用いて危機介入を行い、適切な医療機関や施設につなげる日本の第一人者。専門家たちからは、「メンタルヘルス界の鬼才」「コントラバーシャルな男」と呼ばれる。
押川剛さんのブログより
家庭崩壊を救うために体験内容をまとめた文庫本を出版したり、メディアに出たりされています。
こんな方にお勧め
これから育児をされる方には是非読んでほしいマンガです。
これまでの日本の子育ての文化を考えるとどの家庭でもこのマンガに出てくる様な家庭崩壊を起こす可能性があると思います。
自分は大丈夫だと思っていても起こります。
子育てについて考えるきっかけになればと思います。


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