大人向け政治マンガお勧め4選

政治の世界がわかるマンガをまとめました。大人向けのマンガに厳選して4選となっています。

大人向け政治マンガ4選

加治隆介の議

島耕作シリーズを書いた弘兼憲史先生のマンガです。

サラリーマンだった主人公が急死した政治家だった父親の地盤を引き継ぎ、政治家になります。その後、政治家として色々な問題に取り組んで行く物語です。

政治の内部情勢がリアルに描かれており、とても面白いです。

選挙に出る際には、事務所の家賃、広告費、選挙カー、人件費(ウグイス嬢)など色々と支出が発生します。ですが、選挙カーを出すだけで法定費用(選挙に使える費用の上限)をオーバーするので、まず法定費用内で選挙運動をする政治家はいない等と書かれています。

また、当選して国会議員になったら派閥に入る様に迫られたり、勉強会に入らされたりなどなど、かなりリアルな内容となっています。

また、主人公である加治隆介は非常に強い信念をもって政治を行います。国会議員は地元利益還元ではなく国の為の政治を行うべきとの信念をもって政治を行います。

当たり前じゃない・・・と思われる方も多いかと思いますが、衆議院議員は当選し続ける事が第一なので、地元利益還元の政治をするのが当たり前らしいです。そして当選後も週末は地元周りをする為に地元に戻るのが当たり前らしいです。

そんなリアルな政治の世界が描かれています。

政治の世界を知りたい方にお勧めです。

憂国のラスプーチン

元外交官である佐藤優さんが自身の体験を元にしたマンガです。

佐藤優さん は北方領土問題の解決に尽力していたが、鈴木宗男元国会議員が逮捕された時に一緒に逮捕されています。

このマンガは、起訴されるまでの留置所での検事とのやり取りと自身の外交官として回想シーンがメインとなっています。

この

このマンガでは、検察は違法行為をした証拠があるから逮捕、起訴するのではなく、国民感情、TV、雑誌の報道からこの人は悪人だと決め、その後から証拠を作ると言っています。

佐藤優 さんも逮捕した内容では起訴するだけの証拠が出てこなかった様です。ですが、そこから検察は色々と起訴する内容を考え、佐藤優さんに迫ります。多くの場合、無実であっても根負けして罪を認めるそうですが、佐藤さんはかなり抵抗したようで、その内容が書かれています。

元外交官が自身の体験記を書いているので、このマンガもとてもリアリティが高いです。政治、外交の現実を知りたい方にとてもお勧めです。

また、佐藤さんは鈴木宗男元国会議員をとても尊敬しており、無罪だと主張しています。鈴木宗男事件に興味がある方にも是非読んでほしいマンガです。

『双方の岸より眺めての川』と言いますが、反対側の岸から見るとこうも違うのかと驚く内容です。

疾風の勇人

元総理大臣 池田勇人を題材にしたマンガです。

戦後の衰退した日本を立て直す為、国内での派閥争い、アメリカとの交渉などが描かれています。

実在した政治家を元に書かれたマンガですが、「 治隆介の議 」、「 憂国のラスプーチン 」よりはかなり砕けた感じで読みやすくなっています。

主人公の熱量が非常に高く、あっという間に池田勇人の世界に引き込まれます。戦後を題材にしたマンガに多い主人公の熱量で読み手を圧倒するタイプのマンガです。

現実主義勇者の王国再建記

異世界もので政治の基本がわかります。

異世界に行った主人公が国力が低下している国の王様になり、国を立て直していきます。

現実世界では当たり前となっている施策が異世界では全然実施されていません。そこで主人公は現実世界で実施されていた施策を実施し、経済問題、食料問題、森林問題、道路問題などを解決していきます。

国の成り立ちの基本を知る事が出来るマンガです。

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